2011年7月14日木曜日

7月13日[研修11日目]

今日はブラカン州バリワグにある学校2日目です。各家庭から車やトライシクル[オート三輪のようなもの]で登校しました。各々ステイを楽しんだようです。最初は町見学から。

 フィリピンには「バランガイ」と呼ばれる区分があります。これは日本の区制よりも小規模の単位で、そこに国からの予算がおりて住民自治を行う制度です。このChild Careはバランガイで運営されています。面白いのは、バランガイの役員には必ず若者を登用するところがあり、若者のニーズを聞き入れるようになっています。



 市役所や郵便局を回りました。役所の中には裁判所もありました。ここでは、出生届や選挙など住民の生活の事務的な役割を一手に担っています。


 教会です。ここも広い。地方ではより、教会がコミュニティの中心を果たしています。教会を中心に周りに市場などができていくそうです。大きいところですが、日曜日は座りきれないくらいの人が訪れるそうです。







市場です。マニラと違い、ここは割と安全なので細かいところまで見ることができました。活気であふれています。近くにSM[大型モール]ができているのですが、魚などはこちらのほうが新鮮だそうです。


学校に戻ってからは特別クラス。英語の勉強です。今日は、ロールプレイをしました。Moto&Masaは、道に迷った子どもとそれを助ける人、Ken&KenKen&Eitoは先生と生徒と転入生のロールプレイです。



午後からは幼稚部や小学部にも訪問しました。前半の2枚はフィリピノ語のクラスです。飛び入りで参加させてもらいました。子どもたちは皆かわいく、積極的に発言しています。
もう1枚は小学校2年生のクラス。科目は英語です。何をしているかというと、英語の主格代名詞[I-You-He-Sheなど]と目的格代名詞[me-you-him-her]の違いについて。日本勢ピンチです。実際に、近年のアジアの英語教育は目覚ましく、フィリピンだけでなくアジア諸国で小学校から英語の授業をきっちりと行っています。もちろん先生は英語で話します。




2日間の交流も終わり、最後に日本から『上を向いて歩こう』の歌を披露しました。別れの際には、泣いてしまう生徒もいるなど、とても良い交流でした。帰り際に、なぜかサイン攻めにあっています。全員が囲まれて、サインを求められていました。人々は優しく、穏やかな学校でした。

Motoyasu:一週間前にも学校を訪問したが、それぞれの良さがあると思う。ホームステイでは、あまりしゃべることができず、相手に気を遣わせてしまったように思う。でも楽しかった。
Ken.Y:一緒にサッカーをしたり、楽しかった。フィリピンの人は優しい。
Masanari:最初は緊張したが、みんなのもてなしで打ち解けることができた。国民性を感じることができた。
Ken.K:ステイ先には一眼レフのカメラがあり、パヤタスやストリートチームとは違うと感じた。スポーツや語学などが堪能であれば、もっとコミュニケーションがうまくいくはずだ。友達のケネットが別れ際に泣いてしまい、もらい泣きしそうになった。
Eito:ステイ先は一人っ子の家庭で、パヤタスなどとは違うと思った。ご飯を手で食べることや、バロット[卵を途中までふ化させたもの]を食べる経験ができた。バランガイの仕組みの中で、若者を登用するということが良いことだと感じた。

研修を成り立たせているもの:Sadaさん(ICANスタッフ)の話
帰りの車の中で、私に向かって「ありがとう」と言ってくれて嬉しかったです。それはこのプログラムを良いと思ってくれているからだと思いますが、全てを私が作った訳ではありません。他のICANスタッフや、日本で言えば、国際の先生方や皆さんの家庭など、さまざまな人の力でできています。今日訪れた学校の先生たちは、ホームステイにあたり何度もステイ先の家庭に足を運んで一つ一つ確認をしてくれていました。多くの人の力がこの研修を作っているということを忘れずに、「ありがとう」という好意を他の人にも伝えていきましょう。

今回の学校訪問&ホームステイは、純粋に交流を楽しむということでした。今までの研修を通して、生徒からは「語学力」「積極性」といった自分に足りないものが見えてきています。それを帰国後にどう補い、伸ばしていくのかを考えてほしいと思います。生徒の中には、こちらで仲間が増えて、フィリピンを離れることにすでに悲しみを感じている者も出てきていますが、忘れてはいけないのは、今や世界は小さいということ。物理的にも、心の面でも、これからいくらでも乗り越えることができます。
明日からは色が変わり、企業や大使館訪問です。なぜこれが研修終盤に設定されているのか、高校2年生という立場、進路を考えてしっかり学習しましょう。

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