今日もフィリピンで活躍する日本人を訪ねます。まず向かったのはRCBCという建物。ここは"Rizal Commercial Banking Corporation"の略で、ホセ・リサールを名前にした銀行などがあるビルです。マニラで一番のビルと言われています。
RCBCにオフィスを持つのが、JICAのマニラ事務所です。JICAと聞くと青年海外協力隊や緊急援助隊が思い浮かぶかもしれませんが、ここではフィリピンのニーズに対して、借款、無償協力、技術協力などの援助を行っています。
写真左の小林さんは、主に水産に携わっています。右の森さんはフィリピンのミンダナオ島の担当です。ミンダナオは今現在紛争地区であり、紛争の原因として横たわる貧困に対して援助や協力を行っています。
お二人から話を聞いて、人を説得する能力や、英語の単純な語学力だけではなく、英語で何を話すのかという中身の問題を考えました。
ちなみにJICAのオフィスは地上40階。とても眺めが良いところです。上から見渡して解ることは、マカティという商業地区のすぐ横に、荒れ地や小さな集落群があること。たった数十メートルで、生活環境が一変します。
入り口で記念撮影。JICAの話に興味を持つ生徒は多くいました。
写真奥に並んでいるのはスタッフの皆さんです。彼らはパヤタスなど、生活していくのが大変な地域の出身で、皆以前はNGOなどの援助を受ける側にいた立場です。ユニカセはそういう若者によって調理や接客が行われています。利潤追求だけではなく、ビジネスとNGO両方の理念を兼ねた社会企業です。
ユニカセのVISIONです。ちなみに"C@RISK"とは"Children at Risk"つまり、「危険にさらされた子どもたち」を意味します。ユニカセを通じて、危険にさらされた子どもたちを減らしていくことを目的としています。店名のユニカセは、"Unique"+"Case(フィリピノ語でbecause)"であり、「何故なら僕たちはユニークな存在だから」という意味が込められています。
オーナーから店のコンセプトの説明を受けています。この後実際にご飯をいただきましたが、どれもおいしいものばかりでした。また、ここではスタッフへの教育を厳しくしているので、接客も他のお店よりも行き届いていました。
夕食後、記念撮影。
この2日間の企業訪問は、マニラの問題に対して「解決策」を学ぶ時間でした。生徒が交流した仲間たちはとてもすばらしく、皆良い子どもばかりでした。しかし、生徒が交流しただけでは、彼らを救うことはできません。今回の5人が社会人になるまでにも、劣悪な環境におかれる子どもは残念ながら多くでてくるでしょう。
その状況を打破するために動いている大人の話を聞き、様々な業種を学びました。どれが自分に合っているのかを考えながら今後の人生の指針としてほしいと思います。
Masanari:最初から「海外で働きたい」という人ばかりではなく、途中で決断をしたという人々がいて感心した。
Ken.K:さまざまな業種の人の、10代のころの話や、海外で働くようになったきっかけを知ることができてよかった。
Eito:海外で働く人は、報酬+αのものを得ている。特にαを大切にしている。自分にとっては、高校生の残りの時間で、将来やりたいことを探すということが難しいと感じている。
Motoyasu:海外の企業を訪問するということは貴重な体験だった。中には、高校のときに描いていた夢と全く異なる人もいた。
Ken.Y:ユニカセでは、子どもたちが接客や調理などを頑張って学んでいて感心した。
明日は最後の研修です。子どもたちと全力で触れ合いましょう!!