最初に訪れたのはフォートサンチアゴという所です。ここはマニラの観光地で、ホセ・リサールという人物に大きく関わる場所です。彼はスペイン支配下のフィリピンを独立に向けて尽力したフィリピンの英雄であり、最終的には処刑をされてしまった人物です。ここはホセが幽閉されていた跡地であり、そこから彼が処刑されたリサール公園へと向けて、地面に足跡が描かれていました。彼が処刑される間際に書いた詩は『Mi Ultimo Adios(我が最後の別れ)』と題し、日本語にも翻訳されていました。
ここは何かわかるでしょうか。ここは牢獄です。日本人がフィリピン支配をした際には、ここに人々を詰め込んで、水攻めにして多くの人々の命を奪ったという歴史があります。
次にマニラ大聖堂を訪れました。ここも歴史ある建造物で、中ではお祈りを行う人々がいました。第二次世界大戦など、戦争による破壊から修復を繰り返して現在の建物となっています。
次にサン・アグスティン教会を訪れました。ここはフィリピン最古の木造バロック様式教会として、世界遺産に登録されているところです。
観光の最後に訪れたのは、アメリカ人墓地です。ここは、今までの場所とは違い、観光でマニラを訪れた人々でもあまり立ち寄らない場所だそうです。この墓地が示しているのは、第二次世界大戦の様子と、その結果です。たくさんの地図には、フィリピンの島々を含めた各国の状況や戦争の流れが説明されており、無数に立ち並ぶ大きな石柱には、アメリカ軍として戦争で亡くなった人々の名前や出身が刻まれています。アメリカ支配下で、アメリカ軍として戦死したフィリピンの人々の名前も多くありました。敷地内に並ぶ墓標には、一人ひとり名前が刻まれています。
この観光でわかったことは、私たちは日本のことを知らないということです。戦争経験のない私たちの世代が、今後の未来を見据えたときに知っておくべき「頭(知識)」があるのでしょう。
今日の観光について:Yukiさんの話(ICANスタッフ)
日本人が海外で生活するときには、周りの人々は、日本人がどのような歴史をたどり、どのようなことをしてきたかを知っていることは当たり前だと思っている。フィリピンは今では反日感情は少ないが、「日本人は、昔、赤ちゃんを放り投げて、それを銃剣で突き刺すということやっていたと知っているか。」と聞かれたことがある。過去を知ることは現在のありがたみに繋がっていくと思う。
最後に実は、フィリピンにおける問題解決の3要素には、あと一つ必要なものがあります。
「胸=心」「頭=知識」「手=技術」の3要素と、これらを持ち合わせた人が「手を合わせること=人手」だそうです。この研修で、心や知識は身につけることができています。技術は、もしかしたら語学力かもしれませんし、積極性かもしれません。多くのことを身につけた生徒が、手を合わせたら、帰国後に何ができるのか、考えていきましょう。
観光後は、カビテというところに行きました。今日から2泊3日で、路上の子どもたちやパヤタスゴミ処理場の子どもたちと一緒に生活をしながら交流をしていきます。今日は顔合わせと、ご飯を一緒に食べ、グループごとに就寝です。
明日からは生徒たちの積極性が試されます。スキルアップのチャンスですね。
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